【映画】パッセンジャー／ＳＦといよりヒューマンドラマ

　大型宇宙船アヴァロン号は、５０００人の人を乗せ宇宙を航行していた。その目的はもはや限界に達した地球を離れ、コロニーへ移住する事だった。目的地まで皆人工冬眠している中、ポットの故障により一人だけ目覚めてしまうのだが・・。

　今回は「パッセンジャー」を紹介。

　この作品は、ＳＦ作品となっているが、そういう要素はあまりなかった。

　むしろ科学とは程遠いであろう、人間の感情にウェイトを置いていたように思える。

　宇宙船という閉ざされた空間で、一人目覚めてしまったジム。最初は一人である事を、楽しんでいたのだが・・。

　この展開。これは、上手い！！と思わず唸ってしまった。

　人ってね～変化がないと、心病んじゃうですよ(;´Д｀)。これは、よく分かる。

　私も一時期、部屋にず～っと籠っていて心壊したことあるんですよ(;´Д｀)。

　そんなジムがオーロラと出会い、ラストまでの流れを観ると、人にとって本質的に何が必要なのか、それを教えてくれたように思えます。

　そんなジムとオーロラが下した決断が、ラストシーンへと繋がっていくのだが、あのラストシーンもなかなか意味深だと思った。

　結局人は、母なる地球から離れられないんじゃないのかな～。

　「テラフォーマーズ」って漫画がちょっと前流行りましたが、あれも結局火星を地球に近づけようとしたのが発端な訳で・・・。

　そう考えると、人って我々が思う以上に地球という環境に依存してるのかな～と思えてしまいました。

　人の本質的な部分を描いた、良作。

　ＳＦ作品ではあるものの、科学的な要素は少なく、強引な設定も多いが普通にヒューマンドラマとして楽しめました。

スポンサードリンク

　宇宙をテーマした作品が観たい人

　人間の内面を描いた作品が観たい人

　オススめです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

オッサンの独り言