マイ・プライベート・アイダホ
作品情報
| 作品名 | マイ・プライベート・アイダホ |
|---|---|
| 公開日 | １９９１年 |
| 上映時間 | １０２分 |
| 監督 | ガス・ヴァン・サント |
| 主演 | キアヌ・リーブス |
| 配給 | ファイン・ライン・フューチャーズ |
キャスト
- マイク・ウォーターズ（リヴァー・フェニックス）
- スコット・ファイヴァー（キアヌ・リーブス）
- カルミラ（キアラ・カゼッリ）
あらすじ
ポートランドで、自らの体を売って生活しているマイク。同業者のスコットと知り合い親友になるのだが・・。
感想
”知らない男だ・・”
物語の後半、いかにも高そうなレストランで、ボブが呼び掛けてきた時スコットはそう呟いた。
次の瞬間・・。
”おんどりゃ、どの口がそんな事いっとるんじゃ～( ｀ー´)ノ”
私の口から、つい汚い言葉が出てしまった( ;∀;)。
しかし、この作品を観た人なら、きっと（たぶんｗ）皆そう叫びたくなるハズ。
不良仲間を愛し（特にマイク）、ボブの事は親愛の念も込めて”父親と母親の愛を足した以上に愛してる”と豪語したスコット。
スコットよ・・。お前が言っていたあの言葉は嘘だったのか。所詮”若気の至り”って事だったのかよ( ｀ー´)ノ。
怒りと幻滅の中、さらに出てきた言葉が私を凍りつかせた。
”もう教わる事はない・・。”
えっ・・。何？最初からそういうつもりだったの？。
一瞬、言葉を失った。
そう彼にとっては、全て織り込み済みだったのだ。
”若気の至り”とかではなく、これからの人生の糧のため、不良グループに近づいたのだ・・( ;∀;)。
”上級国民ってこんな奴ばかりなのかよ・・”。
諦めに近い言葉を嘆きながら、逆に社会的にマイノリティなマイクの純粋さが輝かしく思える作品でした。
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