作品情報
作品名 | スポットライト 世紀のスクープ |
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公開日 | 2016年 |
上映時間 | 129分 |
監督 | トム・マッカーシー |
主演 | マーク・ラファロ |
配給 | オープン・ロード・フィルムズ |
あらすじ
ボストンの日刊紙、「ボストン・グローブ」は新たな編集長を迎える事となった。新たな編集長、バロンは同紙の少数取材班「スポットライト」のロビンソンを呼び出し、ある事件の事を調べるように指示するのだが・・・
感想
今回は「スポットライト 世紀のスクープ」を紹介。
これは、ジャーナリスト魂を感じられる良作でした(#^.^#)。
舞台となるのは、アメリカのマサチューセッツ州ボストン。人口69万人で、野球チームのボストン・レッドソックスでも有名だ。作品の中で、「ボストンは田舎町だ」なんてセリフが出てくるが、確かにニューヨークの人口839万人と比べると田舎かもしれませんね・・・(;´Д`)。
そんな町の有力紙「ボストン・グローブ」に、新しい編集長が来たことで物語は動き始める。新編集長のバロンは初の編集会議で、過去に神父の虐待を記事にした「ゲーガン事件」をもっと掘り下げるべきと提案する。
これには、参加者全員が面喰ってしまった。というのも、ボストンという田舎町にとって、教会とは特別な存在で、それを相手にするなんてよほどの覚悟がいるからだ。当然、参加者全員が及び腰になるのだが、私の中でこのシーンが、とても印象深く残ってる。というのも、私も上司からちょくちょく、こういうトンデモ案件を任させる事があったからだ(;´Д`)。ホントこれはやめて欲しかったw。気が弱いせいか、マジで胃が痛くなりましたよ(*_*;。
さてそんな大役を、引き受けることになった「スポットライト」チーム。最初は皆とまどいながらも、各々が役割を決め素早く動いていく。このあたりは、さすが精鋭チームといったところだろうか。
そして、ここからの展開が非常に面白かった。各自が地道な作業の末に、浮かび上がってくる巨大な影。その正体がパズルを組み立てるように、一ピースまた一ピースと埋まるたびに見えてくるかんじが、まるで上質なミステリー映画をみているようで、ゾクゾクしました。
遂に全貌がみえてきて、いざ記事に載せようとなる後半。この辺りは、前半から中盤にかけての盛り上がりと比べると、イマイチな感じだった。さんざん田舎町で教会は特殊な存在だと、言っていた割にはそのへんの葛藤などの描き方が薄かったようにみえる。
まあ純粋に、ジャーナリストの活躍する作品としてみるなら、こういう所は逆に割愛して正解だったかもしれませんね(#^^#)。
ジャーナリストとはどうあるべきか、教えてくれるとても良い作品でした。
こんな人にお勧め!!
ジャーナリスト魂を感じる作品が観たい人
おすすめです。
登場人物
- マイク・レゼンデス(マーク・ラファロ)
- ウォルター・”ロビー”・ロビンソン(マイケル・キートン)
- サーシャ・ファイファー(レイチェル・マクアダムス)
- マーティ・バロン(リーブ・シュレイバー)
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