作品情報
作品名 | ガタカ |
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公開日 | 1998年 |
上映時間 | 106分 |
監督 | アンドリュー・ニコル |
主演 | イーサン・ホーク |
配給 | コロンビア映画 |
あらすじ
近未来、人類は遺伝子操作により、優れた能力を持つ「適正者」と呼ばれる人達が多数を占めていた。一方、自然分娩により生まれた人は「不適正者」となり、両者の間には社会的な隔たりがあった・・・。
感想
今回は「ガタカ」を紹介。
遺伝子操作により、優劣が分類されてしまった近未来の社会。
遺伝子操作というと、今でこそ、さほど新鮮味を感じないが、当時はかなりホットなワードだったと思う。というのも、1996年に世界を震撼させた、ある事が起こったからだ。そう世界初のクローン羊の誕生である(@_@。。
スコットランドのロスリン研究所で、生まれたその羊は「ドリー」と名付けられた。体細胞クローンのその羊は、確かに元の羊にうりふたつw。(羊の見分けなんかつかないがw)この事により、クローン技術について論争が盛んになっていた時期だった。この作品も、少なからずその影響を受けているのではないのだろうか・・・。
さて話を戻すと、そんな社会の中で、ヴィンセントは劣勢=「不適正者」として生まれる。「不適正者」の彼は、そのために自分の夢を諦めるしかなかった。
彼の夢は宇宙飛行士になる事。そして、そのためには「適正者」となり、なんとしても「ガタカ」に入社するしかなかった。
そのために彼がとった行動は・・・。ってこれが随分と古典的な方法だった(;´Д`)。近未来SFなんだから、もうちょっと違った方法なかったのかよと、思うくらい。でもまあこれはこれで、良かったかな。完璧よりも、このくらいがバレるかもという、緊張感がでてみていて面白かったがw。
そして無事「適正者」となり、入社したヴィンセント。「ガタカ」の社員は当然、全員「適正者」。そんな中である女性と、親しくなるのだが、その後の展開が非常に興味深かった。
というのも、彼女を通して「適正者」の、弱さがみえてきたからだ。遺伝子操作によって完璧に近い能力を持つ彼らが、それゆえに苦悩する姿は滑稽だった。
そして、逆説的に不完全な「不適正者」だからこそ、可能性がるとして作品は終わる。
なかなかに深い作品だった。
こんな人にお勧め!!
SF作品だいすきなひと
おすすめです。
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