作品情報
作品名 | ドント・ブリーズ |
---|---|
公開日 | 2016年 |
上映時間 | 88分 |
監督 | フェデ・アルバレス |
主演 | スティーヴン・ラング |
配給 | スクリーン・ジェムズ |
あらすじ
舞台はアメリカのデトロイト。ロッキーは、面倒をみてくれない両親から、妹と一緒に逃げることを夢見ていた。そのためには、お金が必要で、二人の少年アレックス、マネーと一緒に強盗を繰り返していたのだが・・・
感想
今回は「ドント・ブリーズ」を紹介。
この作品の舞台となっているのは、アメリカのデトロイト。デトロイトといえば、車産業で有名ですし、映画「ロボコップ」の舞台にもなっています。
そんなデトロイトですが、治安はかなり悪いらしい(;´Д`)。1967年に起こった、アフリカ系アメリカ人の暴動が原因で白人住民が流出。さらに1970年代の日本車ブームが、車産業を生業にするデトロイトに追い打ちをかけた。そして、皮肉なことに「ロボコップ」で有名になった街が、映画さながら2013年に経済破綻してしまった事は、記憶に新しいだろう。
ちょっと脱線しますが、日本でも「AKIRA」という映画があり、2020年の東京オリンピックを的中させたとして、話題になりましたw。
そんな背景を持つ街で、貧困家庭の少女を主人公にする事自体に、なにかメッセージ性を感じてしまいますが、さらに暗示的なメッセージが続く。それは彼女が、てんとう虫のタトゥーをしているという事だ。作品の英語発音では”lady bug”と言われているが、この”lady”が聖母マリアを指しているらしい。
なかなかに深読みしたくなる映画ではあるが、大丈夫そんな事考えなくとも十分に面白いです(#^^#)。
それは、設定と俳優陣が素晴らしかったためだろう。
まず盲目の老人という、設定が素晴らしい。目が見えないという設定で、これほどのスリリングなシチュエーションができるなんて・・・脱帽です。
そして、俳優陣。盲目の老人を演じた、スティーブン・ラングは言うまでもなく、またアレックスを演じた、ディラン・ミネットが素晴らしかった。
特にディラン・ミネットの演技は、本当にハラハラさせられます( ;∀;)。
面白いので、是非みてください。
こんな人にお勧め!!
スリリングな映画が好きな人
短い映画が観たい人
おすすめします。
登場人物
- 盲目の老人(スティーブン・ラング)
- ロッキー(ジェーン・レヴィ)
- アレックス(ディラン・ミネット)
- マネー(ダニエル・ゾヴァット)
関連グッズ